【S2最終9XXX】デリバード入りエクスゾロアーク構築feat.オドリドリ【ポケモンSV】

デリバード入り構築で最終4桁に滑り込めたので記念に構築記事を書かせていただきます。

パーティ詳細↓

【構築の経緯】

シーズン1の時に対戦相手が使ってきた命の珠色眼鏡虫テラスエクスレッグの制圧力に非常に魅力を感じぜひとも使ってみたいと思っていたのと、個人的に考察を進めていたフェアリーテラス眼鏡ゾロアークを使いたかったのでこの2匹を組み合わせることで、初手から高火力物理と高火力特殊の理不尽な択を相手に押し付けるのが楽しそうだなと思いパーティ構築をスタートさせました。

次にこの2匹を初手に出した時にキツいポケモンで襷マスカーニャが浮かんだので、あと投げから襷を削れるゴツメオドリドリ(ぱちぱち)を採用しました。ついでに★6レイドで捕まえた時から使いたいと思っていたルガルガン(たそがれ)がボックスで寂しそうにこちらを見ていたので採用し、構築の基礎4体(エクスレッグ、ゾロアークオドリドリルガルガン)が決定しました。

上記4体でみがわりラウドボーンがあまりにも重すぎたのと、カイリューにも場合によっては不利を取ってしまうのでBが高くラウドボーンに致命的なダメージを与えれるポケモンを探したところ水テラス特殊パルシェンが補完として最適だと感じ採用しました。

最後にここまででキツイ初手のキノガッサマリルリ に有利が取れて、初手からならある程度いろんなポケモンに対応できるデリバードがラストピースとしてパーティに加わり構築が完成しました。

【個別解説】

 

エクスレッグ@いのちのたま テラ虫
・特性:いろめがね
・性格:いじっぱり
努力値:H4 A252 S252
・実数値:147-169-98-64-75-144
・技:であいがしら/ふいうち/とんぼがえり/むしのさざめき
ゾロアークに変身される虫。最後削れた相手ポケモンをお掃除する虫。やはり珠色眼鏡虫テラスであいがしらの火力は半端なく、ドラパルト程度であればワンパンで持っていくのだが、エクスレッグに化けたゾロアークを初手に出しているのに、初手に出てきたドラパルトがみがわりを張ってくることが多々あったので、申し訳ないがその度に対戦相手に苦言を呈していた。また虫のさざめきの枠は元々けたぐりを採用していたのだが、初手のまもるみがわりクエスパトラにパーティを全壊させられるという悲しき問題に対して解決策を見出せない状態が3日ほど続き、精神的に疲弊していたところ就寝前に「むしのさざめき….」という幻聴が聞こえてきたため、即採用した。実際珠虫テラスさざめきで体力3/4のH振りクエスパトラがだいたい落ちるのでクエスパトラを見かけたら絶対に初手に投げていた。ただランクバトルを通してみがわりを貫通してドヤさざめきで落とすという実績を残すことはできなかった。しかしながらクエスパトラにパーティを全壊させれらることもなかったので及第点ではあったと思う。

 

ゾロアーク@こだわりメガネ テラ妖
・特性:イリューージョン
・性格:おくびょう
努力値:H12 B4 C252 D4 S236
・実数値:137-×-81-172-81-170
・技:ナイトバースト/かえんほうしゃ/きあいだま/テラバースト
エクスレッグに化けて初手に出る狐。エクスレッグをパーティに入れているとだいたいであいがしらを一発耐えれる耐久を持っているポケモンが出てくるのだが、そこにフェアリーテラバーストが鬼のように刺さった。ガブリアス、コノヨザル、オーロンゲ等だいたい初手からワンパンで葬り去っていた。そもそも何故テラ妖になったかと言うと、ゾロアークというポケモンは耐久がなさすぎる故に上から殴られるドラパルトのドラゴンアローを耐えることと自身の火力の両立が不可能であり、正直この時点でゾロアークの考察を終えようとしたのだがフェアリーテラスにしてしまえばドラゴンアローを無効にしつつ返しのテラバーストでワンパンできることに気がついてしまい、テラ妖での採用となった。結果として、エクスレッグだと思ったらゾロアークだったしなんなら初手からフェアリーテラバーストぶっ放してきたというびっくり2段構え状態となり対戦相手にはかなり混沌とした1ターン目をお届けできていたと思う。なお、シーズン途中ぐらいからHDベースの起点コノヨザルが多くなりテラバーストではワンパンできなくなったので、コノヨザルは後述するルガルガンで葬り去ることとしていた。

オドリドリゴツゴツメット テラ飛
・特性:おどりこ
・性格:ずぶとい
努力値:H244 B252 C4 D4 S4
・実数値:181-x-134-119-91-114
・技:ぼうふう/ちょうはつ/ちょうのまい/はねやすめ
最強ポケモン。数多の対戦相手を3タテ、降参、切断に追い込んだ化け物。HB特化にすればだいたいの物理技を受け切ることができ、余った4をSに降るとちょうのまい1回で最速ガブリアスを抜くことができるようになるという神に愛された種族値を持つポケモンである。当初はマスカーニャを受けることをメインで考えていたためメラメラで採用しようと思っていたが、徹底攻略を眺めていたところあの最強ポケモンサンダーと同一タイプのパチパチを発見してしまい、弱いわけがないのだ状態で即採用となった。実際詰ませ性能がやばすぎてマスカーニャハッサムにあと投げして起点にする、カバルドンやドオーやバンバドロなど地面技ワンウェポンのポケモンも挑発から起点にする、ヘイラッシャやブラッキーも挑発羽休めで倒せる、なんならサーフゴーも起点にできたりするし、ウルガモスには特性おどりこで安定してあと投げできたりする。カイリューも型読みと技選択をミスらなければ倒せる。暴風はよく外すが、挑発ちょうのまい羽休めを完璧なタイミングでうち続ければほぼ倒されない最強ポケモンだった。正直オドリドリのワンマンチームと言っても過言ではない。

ルガルガン@こだわりハチマキ テラ格
・特性:かたいつめ
・性格:ようき
努力値:H4 A252 S252
・実数値:151-169-85-×-85-178
・技:インファイト/じゃれつく/かみくだく/アクセルロック
当初はきあいのたすきでも持たせてステロ撒くかぐらいに思いながら徹底攻略を眺めていたところ特性かたいつめとインファイトが目に入ったので興味本位で格闘テラス鉢巻インファイトのダメージ計算を行ったところ、HB特化ヘイラッシャを乱数2発(78.5%)で倒せる圧倒的火力だったため、この技を「ゴッドハンドクラッシャー」と名付けて即採用した。シーズン2で大量に発生していたふうせんデカヌチャンも余裕でワンパンできる火力なので、相手のパーティにデカヌチャンが確認できた場合はだいたい初手に投げてゴッドハンドクラッシャーを繰り出していた。おそらく生涯において海馬瀬戸よりもゴッドハンドクラッシャーと叫んだ回数は多いと思われる。ゾロアークのところでも言ったがHDコノヨザルが流行り出してからはコノヨザルが相手のパーティに確認できた場合にも初手に投げてじゃれつくで葬り去っていた。正直、S110からのこの火力はチートじゃないかと思っていたが、ランクバトルで同じ型に遭遇することはなかった。不思議である。

パルシェン@しろいハーブ テラ水
・特性:スキルリンク
・性格:ひかえめ
努力値:H124 C212 S172
・実数値:141-103-200-145-65-112
・技:ハイドロポンプ/つららばり/あまごい/からをやぶる
いつもの?特殊パルシェン。私は6世代からレート対戦をやり始めたのだがその当時から気がついたらパルシェンはCに努力値を振ってしまう。そういう癖なので特に気にしないでほしい。結果としてこのパルシェンの前にはたくさんのクレベースのお墓がたった。当初はおうじゃのしるしを持たせて怯ませることでラウドボーンをハイドロポンプ圏内まで削るというプランを真面目に採用していた。なぜなら肌感でつららばりの怯み率は51%程度でこちらが有利な運ゲーだと思っており、怯まなければ相手が運勝ちしているだけだと信じていたからである。しかしながら友人のまひるサザンドラ咎めるために確率計算を行った際に、ついでにつららばりの怯み率を計算したところ41%だった時の衝撃は今でも忘れられない。こちらが不利な運ゲーだったことに気づき、カイリューの神速やドドゲザンのふいうちに強くなるしろいハーブにすぐに変更しようと思っていたものの、怯みの快感を忘れられず結局最終日前日まではおうじゃのしるしで運用していた。ただ最終日の昼に「ラウドボーン対面雨乞いから入ればフレアソング半減にできつつハイドロポンプの火力上げれるやんけ」という天才的な思考に辿り着き、無事にしろいハーブに変更することができた。なお、最終日にラウドボーン対面で雨乞いを打つことはなかった。

デリバード@きあいのたすき テラ霊
・特性:やるき
・性格:おくびょう
努力値:H100 B252 S156
・実数値:133-×-97-85-65-126
・技:フリーズドライ/こうそくいどう/カウンター/みちづれ
店長。そもそもデリバード(以下、店長)を真面目に考察したのは遡ること3年前の剣盾シーズン2の時である。その当時、友人と乱数生成アプリで出た番号と同じ図鑑番号のポケモンをパーティに入れてシーズン2を完走しようという企画を行い、私が引き当てたのが店長だった。当時は私も尖っていたので、「パーティに入れるだけなら残り5匹でどうとでもなる。絶対選出じゃないと意味がない。」的な思考で勝手に店長絶対選出縛りを行っていた。そのために真剣に店長について考察していたのだが、まずは驚かされるのが圧倒的合計種族値330という数字である。これはビリリダマと同じ合計種族値なのらしい。ただこの店長、なんとH-Bをいじっぱりドラパルトのドラゴンアロー確定耐えまで振って残りをSに振ると1高速移動でスカーフ持ち最速100族を抜けるという神に愛された種族値の持ち主なのである。さらにみちづれとカウンターを覚えることにより上からみちづれ→次のターン下からカウンターという風にPPが切れるまで連続でみちづれを出し続けることが可能となっている。これらを踏まえて、上記の型の店長が誕生したのが3年前で、剣盾シーズン2では絶対選出で瞬間最高2000位ぐらいまではいくことができたため、その型をそのまま採用した。テラスタイプはみちづれカウンターサイクルを止めてくるしんそくマッハパンチを無効にできるゴースト一択。実際にキノガッサカイリューの2体を持って行った時には普通に発狂したし、たぶん対戦相手も発狂していたと思う。

 

【選出・立ち回り】

基本選出はゾロアーク-オドリドリ-エクスレッグ

初手で数的有利を取れそうなら迷わずテラスタイプを切って1体倒すようにしていた。というかこういうパーティはまずはビックリ要素で数的有利を取らないと勝てないのでとにかく初手にテラスタイプを切りまくった。あと無理に交換はせず確実に死に出しから起点にするようにしていた。特にオドリドリはなんか受けだしできそうに思える場面がたくさんあったが、それをするとHP管理が難しくなるため確実に被弾しないタイミングなどで出して詰ませるようにしていた。

ラウドボーン入りにはパルシェン、クエスパトラ入りにはエクスレッグを絶対選出など若干選出が窮屈なこともあったが、基本的にどのポケモンも役割対象を意識しすぎて汎用性が落ちるようなことがないように気をつけて育成していたため意外となんとかなることが多かった。

 

【きついポケモン

・襷ゲンガー、襷パーモット

初速で勝てない関係上、1体以上確実に持っていかれるためきつかった。ただそのほかで特にきついポケモンはいなかったので立ち回りや選出次第ではどんなパーティにも勝てたのでそれなりに楽しかった。

 

 

長々と読んでいただきありがとうございました。またいいパーティができたら書こうと思います。